2010-02-28

平均風速の高さ方向の分布を表す係数Er

17075 平均風速の高さ方向の分布を表す係数Erは,地表面粗度区分(Ⅰ~Ⅳ)に応じて計算する.
【答え】○
解説:風速は,地表面との摩擦によって鉛直方向にも風速が変化し,地表面付近ほど風速は減少するなど当該区域の地表面の状況に大きく影響される.平均風速の高さ方向の分布係数Erは,地表面粗度区分(Ⅰ~Ⅳ)に応じて算出され,「極めて平坦で障害物がない区域」(地表面粗度区分I)より「都市化が極めて著しい区域」(地表面粗度区分Ⅳ)の方が小さい.
建告(平12)1454号,建築物の構造関係技術基準解説書 5.4


はい。
この問題、去年混乱したまま放置しました。


令87条2項、4項より。
q=0.6EVo2
q:速度圧(N/㎡)

E:建物高さや周辺の環境に応じて国土交通省大臣が定める方法により算出した数値。

Vo:過去の台風の記録等によって30m/s~46m/sまでで国土交通省が定める風速(m/s)。


そもそも、速度圧ってのもの意味がわかんなかったけど、単位を見るとN/㎡。なんだ、普通の応力度とかと同じじゃん!解決。




H12建告1454号、去年の法令集(笑)より。
E=Er2Gf
Er:平均高さ方向の分布を表す係数(単位ナシ)
細かい計算式、略。

Erは、地表面粗度区分に従って決まる係数。
区分Ⅰ:都市計画区域外にあって、きわめて平坦で障害がないものとして特定行政庁が規則で定める区域
区分Ⅱ:都市計画区域外にあってⅠ以外又は都市計画区域内で海や湖畔から500mの区域~その他、略~笑
区分Ⅲ:Ⅰ、Ⅱ、又はⅣ以外の区域
区分Ⅳ:都市計画区域内にあって、都市化が極めて著しいものとして特定行政庁が規則で定める区域
Erの数値は、確かにⅠよりⅣの方が小さい。
うーん、これだけじゃ覚えられないなー

Ⅰは、視界が開けてて、ふきっさらしの風がびゅーびゅーしてるイメージ?からっ風の有名な群馬とか?だから風が強い。Ⅳは、都内とかなんだろうな。最近ビルの谷間風とか、湾岸の高層ビル群とかで風向きが変わっていそうだけど。



次。
Gf:ガスト影響係数(単位ナシ)。
地表面粗度区分と高さに応じて決まる数値。
例えば、Ⅰのきわめて平坦で吹きさらしの場所で、高さが10m以下なら2.0、40m以上なら1.8。
Ⅳの都市化が著しい場所は、高さが10m以下なら3.1、40m以上なら2.3。
こちらは、ⅠよりⅣの方が大きい。これがどの程度Eに関係してくるのかは、今日は追求せず


次。
解説によると、地表面付近で風速が減少するんだ?
んんー
ビルの谷間風とかを想像しちゃだめっぽい。なんでだろう?

問題はひとまずErについてだから、もう、ここで思考停止。笑

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