2010-03-11

コンクリート工事関連その1

不明点ばかりだけど、問題量が多いのでばさばさいく。ていうか、去年やったけど丸忘れ。



スランプフロー:スランプ試験の際に、コーンを引き抜いた後、底面が地面に対してどのくらい広がったかのサイズ。14121解説より、「フレッシュコンクリートの流動性はスランプフローで表し,その値は50cm以上70cm以下とする」
wikiに絵があります

アルカリ骨材反応:コンクリート内のアルカリ性金属イオンが、骨材中の鉱物と反応し、膨張してひび割れを起こす。wiki08113 アルカリ骨材反応によるコンクリートの被害は,一般に,「反応性骨材」,「高いアルカリ量」及び「十分な湿度」という三つの条件がそろった場合に,生じるとされている.【答え】○

コンクリートの中性化とは、また違うんですね。なんのこっちゃー

中性化は、アルカリであるコンクリートが、時間が経つにつれ中性になり、鉄筋が錆びるという話。原因は、空気中のCO2やひびわれから雨が浸透してきたり、日差しが強い箇所や水セメント比が大きいなど。

アルカリ骨材は、今度はコンクリート内部での化学反応ですね。骨材とアルカリ性のイオンが反応しちゃって、コンクリートが劣化してしまう。



19111 アルカリ骨材反応の抑制対策として,高炉セメントB種を使用することは有効である.
【答え】○
解説 アルカリ骨材反応の抑制対策
1 反応性の骨材を使用しない.
2 コンクリート中のアルカリ量を低減する.
3 アルカリ骨材反応に対し抑制効果のある混合セメントを使用する(高炉セメントB種またはC種,もしくはフライアッシュセメントB種またはC種).



なんか、抑制対策1と2は、へぇ・・・という感じだったので調べたら、国土交通省のサイトに、こんなPDFがありました。

補足
1 アルカリシリカ反応性試験で無害と結果が出たものを使用すること
2 コンクリート内におけるアルカリ総量をアルカリ総量をNa2O換算で3.0kg/m3以下とする。
3 塩化物イオン量(clマイナス)は0.3kg/m3以下とする(07111、1810)。


骨材採取の場合は、請負者が立会いうことを原則とする、などいろいろとルールが厳格です。上記3つの対策以外にも、予め塩害などが予想される海岸沿いでは、打ち放しはダメで防水塗装を施すこと、となどがあります。


土木と建築で、対応が微妙に違うのも面白いですね。


上記の内容はざっくり意訳したものですが、原文に当たりたい方は一番下のPDF、新旧対照表がいいかもしれません。

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