2010-05-04

帯とろ工法

石工辞典より

湿式工法(しっしきこうほう)
石材の取り付け工法のうち、裏面にモルタルを使用するやり方をいいます。躯体に打ち込まれたアンカーなどと石の小口を「引き金物」で連結して、「注ぎとろ」と呼ばれる軟らかいモルタルを充填します。全面的にモルタルを充填する「全とろ」と水平目地部分だけ帯状に充填する「帯とろ」があります。昔から外壁石張りに使われてきたが、地震に弱い、濡れ色が出やすいなどの欠点があります。

なるほど。帯とろ、のとろは、とろり、のとろ、なんですね!わかりやすいネーミングやなぁ、さすが日本語。笑





まとめ。

総とろ、もしくは、全とろ工法:全面的にモルタル充填

帯とろ工法:水平部分にだけ帯状に充填。他のサイトで、「戦後物資が少なかった時に、よく行われていた工法」という記述をみつけました。


追記 帯状のモルタルに水がたまりやすく、外装全体としては不利のようです。JASSから除かれたのは、そのような経緯もあるかもしれませんね。試験にはどうでしょうね?出る可能性低そうですね?

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