2011-05-09

照度

09115
延べ面積10,000㎡のスーパーマーケットの計画に関して,売場の照度を500lxとした.

解説
スーパーマーケットの売場の照明は,明るく清潔で,気軽に入りやすい感覚を重視し,1,000~1,500lxの高照度を一般的に採用する.
尚,蛍光灯による直接照明が用いられるケースが多く,局部的に商品の演出性を高める目的でスポット照明が用いられる



ん。

と思った問題です。
いや、確かにスーパーで500lxは低いですよね。

学校の教室の全般照明の目標値が照度500lxとすると、500lxというのがどのくらいの明るさか、というおおよその目安になりましょうか。






というのは、3月11日までの話。



いや、
試験問題としては、答えは1000~1500lxでいいんでしょう。


しかし、現実問題。
電力の供給とかいろいろ問題になってきてますよね。



関東だけです。
こんなに暗いのは。

大井川?でしたっけ、50Hzと60Hzの境を越えた向こうがわ(西)は、明るいです。かなり。いや、それが3月11日までの生活だったんだなぁと。

4月半ばに、父方の法事で関西方面に行って思いました。

そうか、これまでこんなに照明ぎらぎらな生活をしてたんだ、と。これが当たり前だったんだなぁと。





建築業界サイドとしては、この数値の意味をよく考えないといけないんだなぁと、改めて。



スーパーは鮮度が命。

百貨店は夢を売るのが商売。

野球だってナイターで楽しみたい。

暗い道路は明るくしないと犯罪が起きるかもしれない。



こうやって、どんどん、どんどん。

3月に辞めた会社は、地下鉄の駅構内の設計なんかもやってましたので、こうゆう会話はよくありました。


床面照度で200lx必須!!!

しかし省エネも!!!


これ、地下鉄の会社の独自の奨励値なんです。



どうです?
六本木周辺の地下道をお歩きになって、そうゆうことを考えてみたことはおありでしょうか?


でも。
3月11日以降、電気を一部消していると。




それでもぜんぜん不便じゃないですよね?
東京周辺にお住まいの受験生の皆さん。

既に東京周辺の建築業界の人たちは、この明るさが通常になっています。


スーパーの売り場の照度が500lxでも、誰も気にしない時代がもうそこまで来てるかもしれません。
いや、実際、既にそのくらいになっているかも?

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