2012-02-05

アスファルトの試験

昔むかし、寒冷地で道路の設計やってたんですけど。

アスファルトの試験なんて、しらん!



というわけで、備忘録。

★針入度試験
施工09252 解説より

JASS8 1節.総則 1.5.b.材料 (3)アスファルト
針入度指数とは,アスファルトの高温時における軟化,低温時における脆化などの起こる度合い,いわゆる感温性を端的に表すものである.
この数値が大きいほど,広い温度範囲にわたって軟化もしくは脆化現象が起こりにくくなり,防水工事用のアスファルトとして好ましい性質を示す. 略

針入度は 3種:20以上40以下,4種:30以上50以下であれば異常なし.


日本アスファルト協会より引用
アスファルトの硬さを調べる試験で、舗装用石油アスファルト(ストレートアスファルト)の等級分けに使用されています。所定の容器に入ったアスファルトが25℃のときの、標準針の貫入量を1/10mmの単位で表し、針入度が大きいほど柔らかいアスファルトとなります。


100gの重しをのっけて、5秒でどれだけ沈むか?

だそうで。
ちょっと、地盤調査に似てますですね。笑

コトバの感じで、針が沈む量が多いほど柔らかいと。

いいですねぇ、施工日本語(?)わかりやすくて大好き。

針入度は 3種:20以上40以下,4種:30以上50以下であれば異常なし

というわけで、4種の方が柔らかい、と言えそうです。






★フラース脆化点試験

Method of test for Fraass breaking point of Asphalt

フラースさんという方が考案した試験方法だそうで。
施工05025 解説より 

JIS K 2207 3.(17)
フラースぜい化点:アスファルトの低温における可とう性(低温時の機械的性質)の尺度.
鋼板上のアスファルトの薄膜が規定の条件で冷やされ,かつ,曲げられたとき,アスファルトの薄膜がぜい化して亀裂を生じる最初の温度.

これは,防水層にとって致命的な低温時の脆性破壊を防止する上で,特に重視すべき特性です.

宇宙語ばっかりですね。


可とう性・・・英語だとflexibility。物体が柔軟であり、折り曲げることが可能である性質、だそうで。

ぎゃー
英語の方が、日本語よりわかりやすくなってしまっている自分を発見!



アタマに入りません。

みちねっとより引用
アスファルトの低温における変形しやすさを示すもので、鋼板の表面に作製したアスファルト薄膜を曲げたとき、亀裂の生じる最初の温度を求める試験。

アスファルトは温度の低下にともない硬くなり、破壊条件によっては破壊するまでの変形によって微少な脆性破壊を生じる。
よって寒冷地では冬期のひび割れによる破壊を防ぐため、アスファルトはできるだけ脆化するときの温度が低いものが望まれる。その評価方法の1つとしてフラース脆化点試験が用いられる。




脆化するときの温度は、低ければ低い方がよい。


なるほど。
そうゆうことですな。

ちなみに。
他のサイトで調べると。
フラース脆化点 3種(温暖地域):-15以上、4種(寒冷地域):-20以上


ほうほう。
4種は寒冷地用だそうで、-20度。

私が設計で使っていたのも、これだったかもですね。

県の道路設計指針に、どれ使えっていうのが書いてあるんでそのまま書いてただけですけど。笑



ほーい。
また大いに脱線しました。笑

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