2012-03-05

力学と文章題をむりくりつなげる・・・

14161 応力が許容応力度以下となった小ばりのたわみを小さくするため,同じ断面寸法で降伏強度の大きい材料に変更した.(鉄骨構造からの出題)

あぁ、これ。

ん・・・
と考えたあと、降伏強度云々してもヤング係数一定だから、そこいじってもたわみの量は変わらないでしょ・・・

てことで×としたら、正解でした。



改めて、力学のたわみの公式を確認。
http://www.19get.com/user_19get/update/contents/webcourse/05_rikigaku/08_tawami.html


ほうほう。
単純梁のたわみの公式
たわみδ=PL^3÷48EI
たわみは、集中荷重Pと長さの三乗に比例。

たわみは、ヤング係数と断面二次モーメントに反比例。




鋼材は、強度に関わらずヤング係数が一定。
だからたわみ量は、分母が変わらないので変わらない。

たわみ量を小さくしたれば、支点の長さ(L^3)を変えるか、断面を大きくする(I)か。



力学で必死こいて公式覚えても、文章題で出されると、とたんにありゃ?なんだったっけ?

当日、いきなり文章題マジックにかかっちゃうんですよねー

ぜんぜん難しいこと聞かれてないのに。





さて。
これが、RCになったらどうなるでしょうかーーー

コンクリートのヤング係数は、強度に比例する?しない?

そうすると、RCのたわみ量はコンクリート強度を変えると増える?減る?



コンクリートのヤング係数は、単位容積重量γと設計基準強度Fcに比例する(これもコンクリート項目のとこで頻出・・・)。

RCの場合は、設計基準強度を18N/mm2から24N/mm2とかにすると、たわみ量が減る、ということが理論上は言えますね。

(´_`).ooO(実際そう設計してるかどうかは知りません・・・笑)



毎回これ確認するんですが、こうゆう余談をはさむとなんとか覚えられるので、懲りずに確認。

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