2016-11-21

日射遮へい

ペンギンさんのブログで、「【学科・製図】今年(平成28年度)の製図試験で問われた学科の過去問」シリーズが続いてます。

  

今年製図を受験された方で、問題文を送ってくださる方がいらして、ようやく時間ができたのでつらつらと眺めています。

例の、太陽熱、井戸水、あとなんでしたっけ。
地中熱か。


学科では、環境、設備系で、結構出題されてますよね。
環境、換気、伝熱、日照・日射、(まんま)省エネルギーなんかの項目です。

この辺、ほぼ太陽の動き、熱や光エネルギーについての話です。
難しく考えず、その問題文のまま設計&記述すればよいのですが、イザ製図で出るとびびっちゃうようで・・・


私が合格物語のマルバツをやっつけていたころ、問題文をきちんと読まず(いつもだ)マルバツ回答したら間違えた問題。

はぁぁ!?コレ、なにが違うの?」
でした。

手元に最新版がないので、去年の合格物語から引用します。
19081
日射の温熱環境への影響を調節するために,建築物の西側落葉樹を植えることは,一般に,夏期の日射遮蔽に効果的である

11081
日射の温熱環境への影響を調整するため,一般に,建築物の南側落葉高木を植えることは有効である.

字ヅラだけ見たら、とても似ていますね。

これが混乱した理由です。
え?
西も、南も同じこと書いてない?って。


これだけ見ると、間違えて覚えてしまうかもしれません。
以下、注意して読んでくださいね。
  • 南側は太陽高度が高いので水平ルーバー、または落葉高木。
  • 西日は太陽高度が低いので縦ルーバー、または落葉樹。

夏の太陽の動きを思い出しながらだと、よくわかります。

夏の南の縁側って、意外と日が室内まで入らないんですよね。
だから、日中の日が高いうちは、庇があれば、縁側に座って快適にお茶を飲むことができる。


一方、
夏の西側窓、どうなってますか?
むちゃくちゃ暑いし、夕日が直撃でまぶしいですよね?
西側に水平ルーバーあったら、どうです?
夕日、遮れます?


この問題をきちんと理解していたおかげで、ほんと、製図で救われました


記述に「西側の窓に縦ルーバを設置、高木を植える」と書きました。

図面には、窓の外に//////と描いて縦ルーバーと。
西側の外構に木の絵を描いて「高木」と書き入れました。


落葉樹までは書きませんでしたけど。
というか、西側は常緑樹が適しているかと、今のいままで。笑

落葉樹、でいいそうです。
ごめんなさい、某さん。


いずれにしても。
学科の勉強、ムダじゃなかったーーー!
です。

こんなの、製図試験の絶頂短い勉強期間(7月終わりから10月初めまで)じゃ、とても勉強しきれません。
やるなら今のうち。


ついでに。
近年は、日射遮へいの問題、結構頻発して出題されてます。
でも、植栽の種類や位置で問われることは少ないようで、さみしいですね。笑

ルーバーが室内にあるのと、屋外にあるのでは、どのくらい日射遮蔽効果があるのか。
合格物語で、「遮へい」で調べちゃってください!

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